
ドイツのある小さな街のクリスマス。
しんしんと降る雪の中、人々が楽しそうに、お屋敷シュタールバウム家のパーティーへ向かって行きます。
ぞくぞくと到着するお客様を迎える、シュタールバウム夫妻と息子のフリッツに娘のクララ。
広間には大きなクリスマスツリーに、たくさんのプレゼント。
暖かな暖炉と色とりどりの飾りの中、いよいよパーティーが始まります。
プレゼントをもらっておおはしゃぎの子供達。そこへクララとフリッツの名付け親、ドロッセルマイヤーが到着。
ドロッセルマイヤーは子供達に素敵な機械仕掛けのお人形のプレゼントを持って来てくれます。
ネジを巻くとまるで生きているかのように踊りだします。
ドロッセルマイヤーはクララに兵隊の姿をしたくるみ割り人形をプレゼント。ひとめで気に入ったクララは、人形をとても可愛がります。ところが、フリッツが取り上げて壊してしまいます。悲しくて泣いてしまうクララ。それを、ドロッセルマイヤーがきれいに直してくれます。
楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、そろそろパーティーが終わりです。
お客様をお見送りして、クララたちも、それぞれの部屋へ引き上げて行きます。
すっかり夜もふけた頃。
広間に置き忘れたくるみ割り人形を取りに、暗い広間へクララがやってきます。
人形を見つけたクララはそのまま眠ってしまいます。
広間の時計が12時を告げる鐘がなるとき、ドロッセルマイヤーが現れ、クララを夢の世界へ。
魔法をかけると、クリスマスツリーがみるみる大きくなり、ねずみたちが次々とやってきて、広間で騒ぎ始めます。
クララは驚き身を隠します。騒ぐねずみたちを静めようと、おもちゃの兵隊たちが応戦します。
兵隊を率いているのは、なんとクララのくるみ割り人形です。
戦いは進み、いよいよねずみの女王とくるみ割り人形の一騎打ち。
いまにも負けてしまいそうなくるみ割り人形を助けようと、クララは女王めがけてスリッパを投げつけます。
気を取られたその隙に、くるみ割り人形は最後の一撃を女王に与え、戦いは終わるのです。
再び現れたドロッセルマイヤーが魔法をかけると、なんと、くるみ割り人形は王子に変身します。
王子は、自分はお菓子の国の王子である事を告げ、助けてくれたお礼に、クララをお菓子の国へ招待してくれます。
あらゆるものがお菓子で出来ている夢のような国。王子がこの国の女王である金平糖の精に、ねずみたちと戦った事、クララが助けてくれた事などを語ります。金平糖の精はクララを温かく迎え、パーティーを開いてくれるのです。
スペインのチョコレート、アラビアのコーヒー、中国のお茶に、砂糖で出来たお花のケーキ、そして金平糖の精と王子の美しい踊り・・・。国中のお菓子の精や天使たちが、楽しい踊りを次々と披露してくれます。
夢のようなひとときを過ごしたクララは、お菓子の精たちに見送られながら家へと帰ってゆきます。
クララは自分の家の広間でくるみ割り人形を抱え、眠っていた事に気がつきます。
そう。あれは楽しいクリスマスの、素敵な夢だったのです。
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